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歯周病と糖尿病の関係

糖尿病は、何らかの原因から膵臓から出るインスリンの量が減少したり、うまく機能しないことが原因で血糖値が高くなる病気です。
高血糖の状態が長い間続くと、血液の流れも悪くなると言われています。血液の流れが悪くなると、細菌に対する抵抗力や組織の修復力が低下し、歯周病になりやすくなってしまいます。
また、糖尿病の方はそうでない方と比較して、2.32倍も歯周病になる危険性があるという統計が出ています。

糖尿病で歯周病が起こる原因 CAUSE

  • 血流が悪くなる
  • 唾液や歯と歯肉からの血液中の糖分が高くなる
  • 白血球の機能が低下する(特に1型糖尿病)
  • 唾液が減って口の中が乾燥する

上記が細菌が繁殖しやすい
環境
を作り出します。

負のスパイラル

歯周病は、歯周ポケットの中で細菌が繁殖することで、全身から免疫細胞である白血球やリンパ球が集結します。この時に免疫細胞が細菌の出す毒素に触れると、TNF-αと言われる物質を多量に量産します。
このTNF-αには、血液中のインスリンの働きを阻害する作用もあるので、歯周病になっていると、インスリンの働きが弱くなり、血糖値が高くなってしまいます。

血糖値が上がると全身の血流が悪化し、血管が脆くなります。
当然、歯ぐきの毛細血管の血流も悪くなり、歯ぐきの代謝が悪くなるため、白血球が十分に行きわたらなくなり、細菌を退治することができず、歯周病が悪化してしまいます。

  • 歯槽膿漏にかかっていると…
  • 細菌が毒素や炎症に関わる物質を産生
  • 白血球が細菌に反応し、
    TNF-aを大量に産生
  • TNF-aの作用により、
    インスリンの
    働きが悪くなる(インスリン抵抗性)
  • 血糖値が上がる
  • 糖尿病が悪化する
  • 血管が脆くなる
  • 血流が悪くなる
  • 歯ぐきの周りに
    白血球が行き渡らなくなる
  • 身体の抵抗力が悪化し、
    細菌が繁殖しやすくなる
  • 歯槽膿漏が悪化する