こんにちは。上前津歯科医院です。
今回は、「妊娠中の歯科治療」についてお話します。
妊娠中はホルモンバランスの変化により口内環境が変化し、歯や歯ぐきのトラブルが起こりやすい時期。つわりにより食生活が偏ったり、歯ブラシを口の中にいれる事が出来なくなってしまう場合もあり、十分な口腔ケアができず、辛い時期ですね。しかし、ママがむし歯になると、赤ちゃんがむし歯になるリスクが高まります。また、歯周病や歯肉炎を治療せず放置しておくと、早産や低体重児の確率が7倍にも上がるといわれています。妊娠中の正しいオーラルケア習慣を身につけましょう。
■歯医者には通ってもいいの?
治療は妊娠中期(5~8ヶ月)であればほとんどの方が問題なくできます。妊娠初期は体調が優れない期間なので、歯医者に行く必要がある方は無理しないようにしましょう。
また、予防の観点からも、つわりが落ち着いた中期ごろに、一度、歯科検診を受けておくといいと思います。その際には、必ず「妊娠中」と伝えてください。
■レントゲンについて
歯科で行われるX線は口に向けて当てる為、お腹に直接当たる事はありません。また、歯科医院ではX線の被爆を防ぐ為のエプロンをかけレントゲン撮影を行います。
■麻酔について
歯科治療で行われる麻酔は「局部麻酔」なので心配はいりません。使用する麻酔薬の量も少量ですし、通常の使用では母子ともに影響はありません。リラックスして麻酔の処置を受けましょう。
■投薬について
原則として妊娠中の患者様には投薬はしません。痛みがひどい場合は、産婦人科の先生と相談した上でお出しすることもあります。不安な方は、産婦人科での健診の際に歯科医院でお薬をもらった場合の相談をしてみて下さい。
■妊娠中の歯みがきの注意点
◇歯みがきのアドバイス
一日のうちで体調のよい時間に歯みがきを行いましょう。
その際、ヘッドの小さいハブラシを使用します。ハブラシを舌に当てないようにすると嘔吐感を避けやすいです。またハミガキ剤は、香料や味の強いものは避けましょう。
◇歯みがきできない時にはデンタルリンスや水でうがいをしましょう。
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