愛知県名古屋市中区大須4-11-17

地下鉄「上前津駅」12番出口から
徒歩0

TOPICS トピックス

C1、C2、C3、C4知っていますか??



みなさんも歯の検診時などで、歯科医師が「シーワン、シーツー」と言っているのを聞いた事があるのではないでしょうか?
虫歯の症状には4つのCがあります。C1は虫歯が歯の表面のエナメル質を浸食している状態、C2はその奥の象牙質を浸食している状態、C3はさらに奥の歯の神経へ、そしてC4は歯根へという流れで症状が進行していきます。
虫歯は治療しないかぎり、放っておいても自然に治るということはありません。そして根の治療が必要になってくるのは、C3とC4の段階です。C4の最終段階では歯を抜くことになってしまします。根の治療は根管治療とも言われ、歯を最小限でも残すための治療なのです。歯の神経が細菌に侵されると、何もしなくてもズキズキと痛み、時には激しい痛みがあります。この状態を歯髄炎と言います。治療手段としては、細菌に侵された歯の神経を除去するしかありません。歯の神経が通っている根管内を、針状の器具を使って綺麗にします。しかし根管は非常に細くて、形状が様々であり、更に内部が見えない治療になるため、歯科医師の技量や経験が問われるとても難しい治療になります。

歯髄炎を放置したまま、一度痛みから解放されたとしても細菌は消えてはくれません。根の先端(根尖)が化膿し腫れ、ズキズキと痛みが再発します。これを根尖性歯周炎と言います。また根の治療を途中で中断して放置した場合も、化膿してしまいます。根の治療は歯を残して歯を長持ちさせるためにとても重要な治療ですが、C3やC4になる前の早期発見の方が大切です。そのためにも歯科医院で定期的に健診をし、早期発見そして治療をすることが、ご自身の大切な歯を長く守る最良の方法となります。