「歯に信頼」マーク
「歯に信頼」マークは、歯が傘をさして、むし歯から身を守っているマークです。
厳しい製品テストを通過したものだけに使われています。
このテストは、国際トゥースフレンドリー協会が指定した試験機関で行われ、その製品を食べてから30分以内に歯垢および唾液のphが5.7より下に下がるかどうか調べるものです。
5.7より下がらなければ、「歯の信頼」マークをつけることができます。
どうしてむし歯になるの?
食事と食事の間に、たとえばおやつや夜食として、甘いものを食べたり飲んだりすると、たいへんむし歯になりやすくなります。
でも、「おやつを食べないようにしましょう」と言われてもなかなか実行できません。
しかし、「歯に信頼」マークのついた甘いお菓子は、むし歯のことを気にせずおやつとして楽しむことができます。
「歯に信頼」マークは、厳しい製品テストの結果、世界各国のトゥースフレンドリー協会が歯にやさしいと認定したお菓子についているマークです。
まず、どうしてむし歯ができるのか、考えてみましょう。
むし歯の大きな原因が砂糖であることはよく知られています。 砂糖などを食べると歯の表面についている「歯くそ」、正しくは歯垢と言いますが、この歯垢に生息している細菌が砂糖などを分解して酸をつくり歯垢のphを下げます。
歯の表面のエナメル質は、リン酸カルシウムからできていて、phが約5.5以下になると溶け出します。
これがむし歯の原因です。
実は、三度の食事のときにも歯垢のphは、5.5以下になります。 それは、唾液の中のアミラーゼがでんぷんを分解して細菌が分解しやすい糖類に変えるためです。
丁寧に歯を磨いても歯垢は完全にとれないので、食事のたびに歯が溶けてしまったら、ほとんどの歯がむし歯になってしまいます。
ところが幸いなことに、食事のときに分泌される唾液には酸和中和する作用があり、また、多量のリン酸とカルシウムを含むので、リン酸とカルシウムが歯の溶けた部分に再び沈着して歯が修復されます。
しかし、食事の間に何度も間食をすると、歯は修復される間もなく再び溶け出すので、ついにはむし歯になってしまうのです。
また、睡眠中には唾液がほとんど分泌されないので、寝る前に甘いものを食べてもむし歯になりやすくなります。
現在、トゥースフレンドリー協会は、スイス、フランス、ドイツ、ベルギー、イギリスなどをはじめとするヨーロッパ各国、日本や韓国といったアジア諸国で発足し、世界60数カ国で「歯に信頼」マークのお菓子が発売されています。
日本トゥースフレンドリー協会
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