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喫煙の口腔への影響

こんにちは、上前津歯科医院です。
今回は、「喫煙の口腔への影響」についてお知らせします。

タバコの煙には有害物質が含まれており、体のいろいろな部位に深刻な影響を与えます。
肺がん、心筋梗塞、喫煙による低体重児の出産などの影響は皆さんご存知かもしれません。
では、タバコを吸うことによって歯や歯肉はどのような影響を受けるのでしょうか。

■喫煙による口腔への影響には、下記のようなものがあります。

歯周病にかかりやすくなる
タバコに含まれるニコチンは、血流を悪くし歯肉に酸素や栄養を行き渡りにくくします。
また、白血球など細菌から体を守る免疫細胞の働きを悪くし、病原菌に対する抵抗力を弱めます。
そのため、喫煙により歯周病菌に感染しやすくなります。
喫煙者は非喫煙者に比べ、歯周病のリスクが2~6倍高くなります。
しかも、1日の喫煙の本数が増えれば増えるほどリスクが増加します。

歯ぐきの黒ずみ
ヤニで歯が汚れるだけでなく、皮膚や粘膜にメラニン色素が沈着して、歯肉が黒くなります。
歯茎に黒っぽい帯状の着色が目立つようになります。

口腔がんのリスクが上がる
口の中にできるがんを総称して「口腔がん」と呼んでいます。「口腔がん」はできる場所によって『舌がん』・『歯肉がん』・『口腔底がん』・『頬粘膜がん』・『口蓋がん』・『口唇がん』に分類されます。
口腔がんは重篤な疾患であり、「話にくくなる」「食べにくくなる」「外見上の問題」など、日常生活に重大な影響を及ぼします。
「口腔がん」が発生する一番の原因は、他のがん同様、喫煙です。喫煙者の口腔がん発生率は非喫煙者に比べ約7倍も高く、死亡率は約4倍も高いという報告があります。