こんにちは、上前津歯科医院です。
前回、むし歯や歯周病予防として「デンタルフロス」の使用についてお話しました。
今回は、歯間ブラシについてお話します。
歯間ブラシとは、歯と歯の間のすき間の汚れを取り除くための、歯ブラシよりも小さなブラシです。
本来、歯と歯の間には歯間ブラシがスムーズに入るほどのすき間がない場合が多いため、デンタルフロスを使います。無理に歯間ブラシを使うと歯ぐきを傷つけてしまい、歯ぐきが下がる原因となります。ただ、ご年配の方や歯周病などで歯と歯の間のすき間が広い場合は、デンタルフロスでは歯垢を取りにくいため、歯間ブラシを使用します。
【歯間ブラシの使い方】
●歯ぐきを傷つけないように、歯間ブラシをゆっくり歯と歯の間に入れる。
●歯ぐきではなく、左右の歯の表面にあたるように動かす。
【サイズの選び方】
サイズが大きすぎたり小さすぎたりすると、汚れが取り除けず、歯ぐきを痛めてしまう場合もあります。色々なサイズのものがありますので、歯と歯のすき間に入れた時、違和感なく動かせるものがベストです。歯間ブラシが入らない場合は、デンタルフロスを使用するようにしましょう。
【保管方法】
歯間ブラシは使い捨てではありません。使用後は、歯ブラシと同じように水で洗い、乾かしてください。
毛が曲がったり、乱れたら交換のサインです。長くても1ヶ月ごとの交換をオススメします。
理想としては、フロスと歯間ブラシを併用し、フロスで歯間部分を、歯間ブラシで歯周周りを磨くと最もキレイに歯垢が取り除けます。