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だ液の役割について

こんにちは上前津歯科医院です。
今回は「唾液の役割」についてお話します。
唾液は1日に1000~1500mlほど分泌されます。唾液には、健康に関わるさまざまな働きがあります。

唾液の働き
●消化を助ける
唾液に含まれる「アミラーゼ」という消化酵素の働きによってデンプンを分解、消化を助けます。

●洗浄作用
食べ物のカスや、細菌、歯に付着したプラークを洗い流し、お口の中を清潔に保ちます。

●抗菌作用
口の中には多くの細菌がいますが、唾液内の成分が細菌の増殖を防ぎます。

●粘膜を保護
食べ物を滑らかにしたり,粘り気を出して口の中の粘膜や舌が傷つかないようにしています。口の中の粘膜を保護し、そしゃくや飲み込みを助けます。

●お口の乾燥防止
口の中を湿らせ、なめらかにし、発音をスムーズにします。

●むし歯を防ぐ
口腔内を中和して、脱灰を止める働きと、唾液中のカルシウムイオン、リン酸イオンが歯に沈着して再石灰化する働きで、むし歯を防ぎます。
このように唾液には、歯だけでなく体の健康に関わる様々な働きがあります。よく噛むと唾液(だえき)がたくさん出ます。逆に、唾液の分泌量は、ストレスや疲れ、加齢、薬の副作用などで減少することもあります。よく噛む食事を心がけ、唾液をたくさん出して、全身の健康を保ちましょう。
また、睡眠中は、唾液の分泌が少なくなりますので、就寝前の歯磨きは、忘れずに行いましょう。