起きている時も、食いしばったり、歯ぎしりをしていることがあります。
グっと一瞬、強い力が加わる程度であれば問題ないのですが、ずーっと長く強い力が加わることが、1番歯にとって良くない事なのです。
眠っている間の歯ぎしりや食いしばりは、ある研究論文によると約15分という結果が出ています。個人差はありますが、残りの睡眠時間の数時間は歯ぎしりをしていないという事になります。
起きている時に、あまり歯ぎしりや食いしばりをしているとは思えないと思います。
しかし実際には、15分よりは長くしているのでは思います。携帯電話やコンピュータを操作している時の姿勢を想像してみてください。その際の姿勢というのは、目線が下になり少しうつむき加減になります。その時の上下の歯の状態は、くっついていると思います。もしかしたら、知らない間に歯ぎしりや食いしばりによって、歯に負担がかかっているかもしれません。歯の周りの歯根膜や歯槽骨にダメージを与え、歯周病の進行が進んでしまう可能性が高くなります。起きている時に、知らずに食いしばりをしていないか、一度ご自身で観察してみてください。