クラウンとは、口腔内に装着する被せ物のことです。
このクラウンには、保険適応の金属製のものや適応外のセラミック製など、様々なものがあります。
クラウン治療では、中~大程度の大きさの虫歯に対して治療を行います。
神経まで進んだ場合の虫歯とそうでない虫歯では、治療回数が大きく異なります。
クラウン治療(神経の治療):治療期間(6~7日前後)
1.虫歯の除去(1日目)
表面に見えている虫歯から、深い所まで広がった虫歯を除去し、歯の根の中に治療器具が入るように、歯の形を整えます。
2.根の中の清掃・消毒・仮封(1日目)
歯の根の中に専用の治療器具を入れて、根の神経と感染組織を除去していきます。根の中が汚染されないように、消毒し仮封をします。
クラウン(神経の治療)1日目終了
※1日目治療終了後の注意※
・治療をした歯には仮ふたが入っています。治療後30分はお食事を控えて下さい。ガムなどの粘着性のある食品は治療期間中お控え下さい。もし外れてしまった場合はご連絡ください。
・麻酔が2時間位効いています。お食事の際などには、やけどや頬を噛まないようにお気をつけください。
・根の先まで薬を詰めているため、痛みが出る恐れがあります。痛みが強い場合は、痛み止めを飲んで下さい。2~3日経っても痛みが治まらない場合は我慢なさらずにお電話下さい。
・治療期間中は反対側の歯で噛むようにして下さい。
・次回の治療は、最終的なお薬を詰められるように、根の中を綺麗にしていきます。
・通常根の治療は3~4回、その後被せ物を入れるまでに3回前後かかります。(被せ物種類についてはこちらから。)
・途中で中断してしまうと、痛みが出たり、歯を抜くことになる可能性があります。
3.根の中の測定・消毒(2~3日目)
根の長さを計り、最終的なお薬が根の中にしっかりと入るように、専用の器具を使って広げます。根の中が汚染させれないよう消毒し仮封をします。
(根の中の状態が悪い場合は、根の中がきれいになるまで繰り返します)