ブリッジとは、口腔内に装着する連続した被せ物のことです。
このブリッジには、保険適応の金属製のものや適応外のセラミック製など、様々なものがあります。
ブリッジ治療では、虫歯や歯周病により歯を失ってしまった部分を補うために、その両隣の歯を土台にして、連続した被せ物を装着する治療です。
また、両隣の歯が神経まで進んだ場合の虫歯とそうでない虫歯では、治療回数が大きく異なります。
連続した被せ物(ブリッジ)治療:治療期間(1~3日)
1.土台作り(1~2日目)
両隣の歯をブリッジを入れるために形を整えていきます。
両隣の歯が虫歯になっている場合は一緒に虫歯も除去します。(両隣の歯の虫歯が神経まで進んでいた場合は、先に神経の治療を行います。)
2.型取り・(仮歯装着)(1~2日目)
正確な被せ物を作製するために、虫歯を削った歯とその反対側の歯の型取りを行います。(前歯の場合や歯肉の状態が悪い場合は、仮歯を装着します。)
また、前歯やセラミッククラウンなどの場合は歯の色合わせを行います。(仮歯を装着した場合は、後日に再度型取りを行う場合があります)
被せ物の出来上がりは種類によって異なります。(約1~2週間)
ブリッジ治療1〜2日目終了
※1〜2日目治療終了後の注意※
・麻酔が2時間位効いています。お食事の際などには、やけどや頬を噛まないようお気をつけください。
・治療した歯はしみやすいですが正常な反応です。2週間から1ヶ月経っても強くしみる場合は、ご連絡ください。
・次回は、被せ物(ブリッジ)をセットする予定です。
・次の来院まで期間が空きすぎると歯が移動して、被せ物が合わなくなる場合がありますので、お気を付け下さい。
※仮歯を装着した場合の注意※
・治療後30分は、飲んだり食べたりしないようにして下さい。
・仮歯はプラスチックですので、取れやすく・壊れやすいです。
・お食事の際は硬いもの・粘着系のものは避けるようにして下さい。もし取れてしまった場合は、ご連絡下さい。
・仮歯をつけているボンドは非常に弱いものです。お食事の際は、細心の注意をお願いします。
・仮歯は長期間維持できるものではありません。あくまでも最終的な被せ物を装着するまでの仮の歯です。
次回の治療はキャンセルされず、御来院頂きますよう何卒よろしくお願いします。
ブリッジ治療終了
被せ物(ブリッジ)治療後の注意
・装着後30分はお食事を控えてください。
・今まで歯のない部分に被せ物が入りますので、かみ合わせが高い・きつい場合などの違和感があります。
2〜4週間位で慣れますが、気になる場合は調整を行いますのでご連絡下さい。
・虫歯が深かった場合は、装着後にお痛み(しみる・噛んだ時の痛み)が出ることがあります。
通常は我慢できる範囲のお痛みで、1週間位でおさまりますが、お痛みが強い場合または続く場合は、我慢なさらずにご連絡ください。
・神経を残して削っている場合は、しみやすくなります。決して虫歯をとり残しているわけではありません。
銀歯の場合は金属製のため熱が伝わり易く、しみやすい傾向にあります。
・1ヶ月経ってもあまりにもしみたり、噛むと痛みがある場合、当院へご連絡ください。
・保険適応の白い被せ物は、時間が経つと変色する場合があります。
また擦り減ったり、欠けやすい材質です。耐用年数は2年~5年です。
・被せ物は一生物ではありません。しかし患者様のこれからのメンテナンスにより長く維持する事が可能です。
毎日の歯みがきや、定期健診をしっかりと忘れずに維持することが大切です。