歯周病

薬を使った歯周病治療について

薬を使った歯周病治療について
Perio

歯周病(歯槽膿漏)は、歯垢(プラーク)に含まれる細菌や細菌が発生する毒素に反応して、身体の白血球が集まり炎症反応を起こし、歯周組織が破壊されていく病気です。

この炎症反応が起こると、じわじわと歯を支える骨や歯と歯ぐきをくっつけている靭帯などが破壊されていきます。いったん破壊された骨や歯ぐきは、炎症反応が収まっても、元通りに回復することがありません。そのため、歯槽膿漏は、いったんかかると決して治る事がないといわれてきました。

しかし、最近になって、歯槽膿漏で失われた骨を薬によって回復させる方法が開発されてきました。それが、エムドゲインやGTR法という、歯周組織を再生させる新しい治療法です。

GTR法について

歯槽膿漏で吸収された歯槽骨(歯を支えている骨)は、通常元通りに戻りません。歯槽膿漏の治療を行っても、歯ぐきが回復していく過程で、歯槽骨があったスペースに歯ぐきが入り込み。歯槽骨が再生できなくなるためです。

そこで、歯槽膿漏の治療時に歯周ポケットを清掃した後、すぐに特殊なメンブレンと呼ばれる膜を設置して、歯ぐきが入り込まないようにする方法が開発されました。その結果、メンブレンの下には歯槽骨が再生することができるようになりました。これをGTR法(Guided Tissue Regenration)といいます。

GTR法を行うと数ヶ月から2年ほどかけて新しい歯周組織がつくられていきます。すべての歯槽膿漏に適応できるわけではないため、適応できるかどうかは歯科医師によくご相談ください。

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エムドゲインとは、スウェーデンのビオラ社で開発生産され、世界40カ国以上で使用されている薬です。ブタの歯胚から抽出したタンパク質の一種で、骨が失われている部分に注入すると、歯槽骨の再生させることができる治療法です。

適応は少し限られており、部分的に歯槽骨が吸収した場合しか使用できないため、どのような歯槽膿漏にも適応できるわけではありません。 また、エムドゲインを行うには基本的な歯槽膿漏の治療を一通り終えている必要があります。つまり、ブラッシングが的確に行え、歯石の除去等が終了している必要があります。この上でエムドゲインを行います。

エムドゲインは世界中100万人以上に使用され、副作用の報告はなく安全性が非常に高い治療法です。日本の厚生労働省でも認可されていますが、健康保険の適応にはなっていないため、自費治療となります。

当院でもGTR法、エムドゲインによる歯周病治療を行っておりますので、お気軽にお問い合わせください。