歯周病

歯周病と口臭の関係

歯周病と口臭の関係
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電車などの人混みで、他人の口の臭いが気になったことはありませんか? ニンニクや飲酒などを摂取したときは臭うものですが、実は、口の臭いの原因で最も多いのは歯周病(歯槽膿漏)なのです。

ここでは歯槽膿漏と口臭の関係についてみていきましょう。

歯周病で口臭が強くなる理由

口の臭いの主な原因は、揮発性硫黄化合物(メチルメルカプタンや硫化水素)です。この硫化水素は、温泉や火山などで発生するもので、高濃度であれば青酸ガスに次ぐ毒ガスです。現在では、活性水素を増やして癌の原因にもなることがわかってきています。

歯槽膿漏になると、歯と歯ぐきの境目にある歯周ポケットが深くなり、その中で歯垢がたまり、細菌が大量に繁殖します。そして、これらの細菌が硫化水素やメチルメルカプタンを大量に作り出します。この結果、口の臭いを発生させるのです。

さらに歯槽膿漏が進行すると、歯周ポケットに至る所で持続的に炎症が起こり、膿が常に出続けます。これが、さらに強烈な臭いのものととなり、周りの人にも嫌がられるほどの臭いを発生させるのです。

口の臭いを予防する方法

他人の臭いは気になるものですが、自分の臭いには鈍感で気がつかないものです。現代社会のエチケットとして、以下のようなことに注意して口の臭いを予防していきましょう。

  1. 毎食後だけでなく、寝る前や起床時の歯磨きを念入りにする
    寝ている間は唾液の分泌が減るため、細菌が繁殖しやすくなります。 そのため、寝る前や起床時には念入りに歯磨きをして予防しましょう。
  2. よく噛んで物を食べる
    よく噛むことにより、唾液の分泌が促進されます。その結果、臭いの予防になります。加齢とともに唾液の分泌が少なくなるので、柔らかいものよりも硬いものを好んで食べるように心がけましょう。
  3. 歯間ブラシやデンタルフロスを使う
    歯磨きで磨き残しが多い場所は、歯と歯の間の隙間です。しっかり磨いているつもりでも、歯間部にある歯垢のせいで口の臭いが強くなることも多いです。
    このため、歯科衛生士にアドバイスを受け、ご自分にあった歯間ブラシやデンタルフロスを使われることをお勧めします。
  4. 口呼吸をしない
    口呼吸をしていると、口の中が乾き唾液の分泌が減少し、臭いの原因となります。口呼吸をしていることに気がついたらやめ、鼻呼吸にしましょう。
  5. マウスウォッシュ、マウススプレーを使う
    根本的な解決にはなりませんが、一時的な臭いの対策として外出先でマウススプレーやマウスウォッシュを利用することもよいでしょう。
  6. 舌も磨く
    舌の上に舌苔といって白い苔があると、臭いの原因となります。 歯磨き時に、一緒に舌の汚れも磨くようにしましょう。舌専用のブラシ(タンクリーナー)もありますので、それを利用するのもよいでしょう。